Bluetoothスピーカーで音楽を再生したことがある方なら誰もが経験しているかと思います。携帯電話を接続して音楽を再生しても、再生できるのはその接続された携帯電話のみ。デュアルペアリング機能を使っても接続が分断されることも度々、別の方がスピーカーを使用する場合はデバイスの切り替えが必要となり、面倒な事この上ありません。
Wi-Fiは違います。
Wi-Fiスピーカーはそれぞれのデバイスとスピーカーとの直接接続ではなく、スピーカーはWi-Fiネットワークに接続されます。そのネットワーク環境内のデバイスは接続/切断の煩雑な操作なしでスピーカーをコントロールできるので、煩雑な操作なく複数のリスナーが交互に音を共有することができます。AirPlay経由でもGoogle Cast経由でも、同じネットワーク環境内にあるスマートフォン、コンピューター、スマートテレビ、タブレットなら、Wi-Fi対応スピーカーにお好きな音楽をストリーミングできます。
Wi-FiとBluetoothとの決定的な違いはここ!:
到達距離
Bluetoothの通信距離は通常約10mです。Wi-Fiはこの範囲を劇的に延ばし、90m以上(ネットワークの設定による)の範囲で安定した高音質のストリーミングを可能にします。突然の断線や距離の制限を心配することなく、家の中を自由に移動することができます。
より高いオーディオ品質
Bluetoothは大きなデータをやり取りする為に音源を圧縮しています。標準的な圧縮コーデックは最大345kbps、16ビット/48kHzの解像度で解凍されます。一方、Wi-Fiは高解像度のロスレスオーディオ(ロスの少ない音質)をサポートしており、多くの場合、24ビット/48kHz以上でストリーミングされます。つまり、より元の音源に近い、クリヤーな高音域、深みのある低音域をお届けできるのです。
大きなサウンドを産む、広い帯域幅
Wi-Fiは2.4GHzと5GHzの両方の周波数でデータを送信するため、Bluetoothよりもはるかに多くのオーディオ情報を処理できる帯域幅を備えています。その結果、アーティストが意図したとおりの、ロスのない解像度の高い音源を再現できます。
複数のユーザーと複数のスピーカーをサポートします
Bluetoothは通常1度のペアリングで1台のデバイスとのみ接続します。しかし、Wi-Fiでは複数のユーザーや複数のスピーカーとのセットアップが可能です。自宅に招いた複数のゲストとオススメのストリーミングサウンドを共有する場合でも、それぞれのデバイスが同じWi-Fi環境下にあれば、スピーカーとのペアリングは不要。複数の人が同時に接続してストリーミングすることができます。
結論
Bluetoothは、Wi-Fiの無い外出先で素早く音楽を聴くには最適です。しかし、自宅でのリスニングの際は、Wi-Fiは優れたサウンドと広い通信距離をカバーし、より柔軟で快適なリスニング体感をお届けします。最初のセットアップに1、2ステップ余計にかかるかもしれません。しかし、その見返りは莫大です。
Tivoli Audioは多くのWi-Fi対応モデルをお届けしています。是非、シームレスで高音質のWi-Fiリスニングを体験ください!